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スレイヤーズと日常、ときどき銀魂。
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ポルノグラフィティのロマンチスト・エゴイストというアルバムに「ラビュー・ラビュー」って曲があるのですが、昔っから何度聞いてもゼルアメっぽい曲だなーと思っていまして。
…いや、雰囲気的にむしろアメゼルかなー…(笑)
まあとにかく、この曲をネタにしていつかゼルアメ書いてみたいなぁと思いつつも、完全に畑違いな気がして手を出さなかったのですが、昨夜ふと神様が舞い降りてきたようでうっかり書いてしまいました(笑)
一番最初のアルバムの曲だから、何年間考えてたんだよって感じですな…( ̄∀ ̄;)

しかし、いざ書いてみると何か違うような…。
ちなみに曲そのまんまを書いたつもりはありません。
書きたかったのは、ラビュー・ラビュー1番のサビの最初の部分と、アメリアの最後の台詞だけっつー話も…うおぉ何その偏った欲望!(汗)
そういやアメリアはアニメ版で書いてます。リナ「さん」です。無駄に元気っ子な感じです。
アニメから入った者としては、やっぱりアニメのアメリアの方がしっくりきちゃうみたいなんですよね~。
もちろん原作の方も好きですよっ!

…えーと、ホントに初めて書いたんで色々間違いだらけだと思います…書いてる時は気を抜くと口調がガウリナになっちゃうぐらいでした(汗)
ゼルアメ好きな人マジでごめんなさいな感じなのですが、それでもいいさ読んでやらァ!どんと来い!!という方のみ、つづきはこちらへどうぞ~m(_ _;)m

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辛うじて人の気配が残る獣道を進むと、ようやく地図に書かれている山道へと辿り着いた。
緩やかな坂になっている道を、ゼルガディスは浮かない足取りで下り始める。
つい先程までこの山道を下りきった所にある町で聞いた遺跡を調べていたのだが、収穫はゼロだった。
元からあまり期待はしていなかったものの、僅かに湧き上がる手応えがない時の虚しさは、歩みが進むにつれ苛立ちと焦燥感に変わってゆく。
…いつになったら元の身体に戻れるのだろうか。
結局戻ってきてしまういつもと同じ問題文にため息が零れた、その時。
「ゼルガディスさーんっ!」
遠くから聞こえた声に顔を上げれば、手を振りながらもの凄い速度でこちらに近づいてくる人影がひとつ。
「アメリア…?」
数メートル手前で魔法を解いて早足でこちらに近づいてきたのは、紛れもなくアメリアだった。
「ゼルガディスさんみーつけ!」
「アメリアじゃないか。どうしてここに?」
この遺跡に行く事は誰にも伝えていなかったはず。
楽しそうに笑うアメリアに、ゼルガディスは疑問を投げかけた。
「リナさんからのタレこみです。ゼルガディスさんがこの山に向かっていくのを見たって言っていたもので」
「成程…それで、何で来たんだ?」
確かに、アメリアがゼルガディスを追いかけてくる理由はない。
「今日は特にやる事がなくて…なのにリナさんは図書館で缶詰だし、ガウリイさんは部屋でお昼寝中だし、退屈だったんです」
「…つまり俺を遊び相手にしようと…?」
「そういう事です♪」
無邪気な笑顔の前に、盛大に肩を落としてしまったのだった。
「それより、この山には何かあるんですか?」
「ああ、遺跡があると聞いて来てみたんだが、この通りだ」
のんびりと坂を下りながらゼルガディスが両手を上げると、隣を歩くアメリアが残念そうに笑う。
「そうですか…でも次はきっといい発見がありますよ」
「そうだといいんだがな…」
ため息混じりで呟くと、抜けるような青空を見上げる。
一羽の鳥がすいっと通り過ぎた。
「…あ!ゼルガディスさん!」
「何だ?」
すすすっとゼルガディスの前に出ると、両手を差し出してにっこりと笑う。
「手、繋ぎましょう!」
アメリアの突然の提案に、ゼルガディスの思考が止まった。
「……はぁ?」
「んなっ…!「はぁ?」だなんてひどいですよゼルガディスさんっ!!」
「いや、急にそんな事言われてもな…」
「街中じゃないし、誰にも見られませんよ!?」
「そうじゃなくてだな…」
「リナさんとガウリイさんもいないから、ヘンにいぢられる事もありません!」
「それは…いや、確かにそうだが…」
「今は冬じゃないですから、触った時にくるバチッ!っていうのもありませんよ!?」
「俺はそういうのは特に気にしてないがな…」
「あっ…もしかして潔癖症とか…?」
「いや、違う」
「じゃあ何でですかぁっ!!コイビト同士なら手を繋ぐのは普通ですよ!?」
「こ…」
自分には縁のないものだと思っていた言葉に、思わず身体中から妙な汗が出る。
「…おい、アメリア…俺達はいつから、その…コイビトとやらになったんだ…?」
「今からです!」
堂々の宣言に、とうとう頭痛がしてきた。
…こいつは自分の言っている事がわかっているのだろうか…。
そう思っていると、おもむろにあいていた右手が小さな両手に拾われる。
「いいじゃないですか、せめて町までこうさせてくださいねっ」
「あ、オイ」
「さーさー行きますよー!町に着いたらまずはカフェでおやつタイムですよっ♪」
「…はぁ…もう好きにしてくれ…」
アメリアに引きずられるようにしてゼルガディスが歩き出す。
自分の右手を包み込んでいる両手。
ふとアメリアの右手が離れて、左手だけでぎゅっと握ってくる。
小さくて、柔らかくて、すべすべで、温かい。
久しぶりに感じる人間の本来の肌の感触に、だんだんと戸惑いが生まれてくる。
こんな時、俺はどうすればいい…?
「…ゼルガディスさん」
アメリアが立ち止まらずにくるりとこちらを向いた。
「な、何だアメリア…」
「ゼルガディスさんの手、ちゃんと温かいですよ」
屈託のない笑顔に、何かがすとん、と落ちて消えた。
「そうか」
代わりに込み上げてきた感情を抑えて、自分の右手をそっと握った。


***

建前は、ゼル→←←←←アメな感じで、
本音は、ゼル→→→→←アメな感じ。
まだまだそーゆー関係じゃなかったりする。
あの2人が羨ましい(?)…みたいな。


わー!何か大変な事をしてもーた気分だ…!ごめんなさいっ!!
もっとゼルアメ勉強してから出直してきます(≧Д≦;)ヒィィ

…そういえばのタイトルですが、思い浮かばなかったので「hand ゼルアメver.」でお願いします(オイ!)
あ、上に書いた話うんぬんは抜きでぜひラビュー・ラビュー聞いてみてくださいねっ!
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