一ヵ月以上ぶりとか言っちゃダメだー！
しかも前回は18禁だったのに今度は15禁だって！！

全年齢って単語は何処行ったー！！！＼(^O^)／

…いやまあ、別に15禁にする必要ない気がするんだけどね…お風呂ネタ＝脱いでるから一応と思いまして…。
その前にここに来ている人で15歳以下の人っていない希ガスwww
ちなみにエロくはないです。どっちかっつーとほのぼの…かな？
しゃーない読んでやるかーって人はつづきへどぞー。

●傷跡


部屋に風呂が付いている時は一緒に入るのがここ最近は当たり前となっている。
最初は恥ずかしいだの何だのと騒いでいたが、今はもう慣れてしまったのかブツブツ言いながらもリラックスした表情を見せている。
「はあ～極楽極楽～♪」
そんなわけで今日も目の前にはリナが気持ちよさそうに湯船に浸かっていた。
両腕をバスタブの淵からだらっと出して、さらに顎を乗せてぼけーっとしている姿が何とも可愛らしい。
ゆらゆらと揺れる水面を通して映る細い身体を何気なく眺めていると、背中寄りの脇腹にうっすらと横に走る筋がある事に気付いた。
「…傷跡…？」
指で触れると、それは確かに傷跡の感触だった。
「うわっひゃあっ！！ちょっと！いきなり何すんのよ！？」
そっと触れた指がさすがにくすぐったかったのか、リナが驚きの声を上げる。
「あ、いや…そんなところに傷跡なんてあったんだなーと思ってさ」
傷跡をちょんちょんと突っついてやると、くすぐったそうに身を捩りながら「あーこれね」と呟いた。
「昔のやつよ、昔の」
「昔って…オレと会う前か？」
「そ。ちょっとドジっちゃったのよねー」
平然と語ってはいるが、人さし指一本分はある長さの傷跡はドジの一言で済むような傷じゃなかったはず。
どうしてこんな跡が残ったんだ？すぐに治療できなかったのか？痛みに弱いリナが、これだけの傷を負ってどれだけ苦しい思いをしたんだ？
傷跡に触れる指先が、怒りと悲しみと悔しさでずきずきと痛んだ。
「…なーにしょげた顔してんのよ」
リナがオレの顔を覗き込むのと同時に額にデコピンを食らった。
「いってぇ…」
「ガウリイが落ち込む必要ないでしょーが」
確かにこれはオレの知らない時に知らない所で出来た傷跡だ。
だからと言ってリナの身体に傷が出来たという事実を考えると、堪らなく悔しい。
悶々と募る思いを晴らすようにリナを抱きしめた。
「リナ…すまん…」
「だから何で謝るのよ…もう…わかったわかった」
呆れたため息をつかれると、濡れた右手がオレの頭をぽんぽんと叩いた。
「じゃあ、あたしの身体にこれ以上傷がつかないようにしっかり守ってちょーだいね？」
「…おう！」
やっぱりリナには敵わないな、と思いながらぎゅっと抱きしめた。


***

実はインフルになる前に書いたやつだったり。
前か後かはご想像にお任せします（ぉ）