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3.Letter
ポケットから鍵を出して鍵穴に入れる直前、ふと隣の部屋の扉を見る。
…あぁ、そうだった。
自分の部屋の隣に住む愛しい隣人は今、明日の夕方まで不在である。
最後に会ったのは昨日の夜だったか。
『明日ちょっと実家に帰るから。明後日の夕方には戻るわ』
急にそんな事を言い出して、でもこちらには引き止める理由がないから、
『そうか、気をつけろよ』
と、平凡な返事しか返せなかった。
そして今朝は用事があってオレの方が早く家を出たから、リナと会わないまま今に至るわけである。
今夜はリナがいない。
珍しく覚えていた出来事に寂しさを感じながら部屋に入り、電気のスイッチを押す。
「あれ?」
明るくなった部屋の異変に気付いた。
誰もいない自分の部屋のテーブルに、ラップがかけられた食事が置かれている。
もちろん家を出る時にそんなものはなかった。
「これ…リナか?」
色々と疑問に思いながらも確信を持って綺麗に並んだ皿を覗き込む。
大きめのオムライスとマカロニサラダとスープ、伏せられたコップとその上に置かれた一枚のメモ。
「ん?何だこれ?」
メモを拾い上げて、二つ折りにされたそれを開く。
『残さず全部食べること!』
急いで書いたのか、彼女にしては少し乱雑な字がシンプルに躍っていた。
「…リナの作った飯は残した事ないんだけどなぁ…」
思わずぼやいてみるものの、嬉しすぎてどうも顔が緩む。
「今日の晩飯買い忘れてよかった」
そう言いながらさっそくオムライスとスープをレンジまで運んだ。
***
久しぶりに続きものの更新です。
1と2はホムペに置いてありますのでぜひドウゾ。
実はこの話には続きがあったりするのですが、時間がなくて未だ書き起こせず…。
忘れないうちに書かなければー(-Д-;)
あとせっかく雪が降ったので雪ネタも書きたーいー!
つっても一晩でほとんど溶けちゃったけどさ…萎えるわチキショー(-_-#)
あとあと時事ネタでバレンタインもいいなぁぁぁ♪
…って、アレコレ書くのはいいけど実現しなさそうな感じ全開だな…orz
期待せずにお待ちくださひ(汗)
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銀魂→銀神
で、文とか絵とか書いてます。
しょぼクオリティ&遅筆ですがよろしくお願いします。
ちなみに名前は「あきや」と読みます。
verschieden
↑スレイヤーズメインのサイト。ほぼ過去ログ置き場。
